それは症状の「根本原因」がわかっていないからです。

原因がわからなければ何をしても意味がありません。その問題は「特殊な検査」で解決できます。

CONTENTS

1. 「特殊な検査」とは?
2. 痛む場所に原因はない!?
3. 腰痛の85%は原因不明!!

1. 腰痛・肩こりの原因をみつける「特殊な検査」とは?

【ステップ1】
・痛みの出る動作を決める
・前屈で痛みが出る方の場合

ステップ2】
・その痛みが出る動作の原因になっていると思われる
場所を押しながら痛みの出ている動作をもう一度行う。
・お尻の筋肉を押してみる

【ステップ3】
・痛みが出るところまで前屈していき
痛みが軽くなったり、消えていればそこ
が痛みの原因となる

こちらの3ステップが具体的なやり方になります。
この方法を使えば「根本的な原因」がみえてきます。

2. 痛みが出ている場所に原因がない!?

1. で説明させていただいた検査を使って色々な症状の原因を探っていくと、あることに気づきます・・・
それは「痛みの出ている場所に原因がない」ということです。

(例)腰痛の場合

代表的な原因になっている2つの場所をお伝えします。それは・・・「お腹」「お尻」です。
※もちろん、それ以外にも検査してみないといけない場所はたくさんあります。あくまでも原因になっていることが多い場所になります。

・おへその指3本分外側をお腹の中心に向かって押す

・押しながら自分の腰痛が出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るのであればこの場所が痛みの原因になっている可能性が高いです

・お尻の下に自分の手をグーにしてお尻で踏む

・押しながら自分の腰痛が出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るのであればこの場所が痛みの原因になっている可能性が高いです

(例)肩こりの場合

代表的な原因になっている2つの場所をお伝えします。それは・・・「首の後ろ」「鎖骨の下」です。
※もちろん、それ以外にも検査してみないといけない場所はたくさんあります。あくまでも原因になっていることが多い場所になります。

・首の骨(真ん中)から指1~2本分外側を押し込む

・押しながら自分の肩こりが減ったり軽くなるのであればこの場所が肩こりの原因になっている可能性が高いです

・鎖骨の下、腕のつけ根付近の少しくぼんでいる場所を押す

・押しながら自分の肩こりが減ったり軽くなるのであればこの場所が肩こりの原因になっている可能性が高いです

いかがでしょうか?実際に2つの場所を押してみて少し変化が出た方もいらっしゃったのではないでしょうか?

逆に変化が出ない方も当然いらっしゃったと思います。正しく押せないと効果もあまり出ないので慣れている人でないと難しいということもありますし、そもそも痛みの原因になっている場所は他にもたくさんあります。

今の2つの場所はほんの1例にしか過ぎません。ではなぜ、お伝えさせて頂いたかというと少しでも「痛みの出ている場所に原因がない」ということを体感していただけたらと思いそれぞれ2つの場所をお伝えさせていただきました。

痛みや症状の全体の約8割が幹部から離れた場所に原因があると言っても過言ではないと私自身、感じております。逆に残りの2割はやはり痛みが出ている場所であったり、骨格、軟骨の状態、姿勢や内臓などの影響を受けて症状が出ているのではないかなと感じております。

3. 腰痛の85%は原因不明!!

まずこの2つのスライドを見てみてください。

この2つのスライドは誰でも見られる一般的に公開されている厚生労働省のホームページから抜粋したスライドになります。要するに腰痛の原因はほとんどわかっておらずレントゲンやMRIを撮っても腰痛の原因を説明できないとしっかりと明記されています。

私はこの事実を目の当たりにした時は衝撃を受けました。これが西洋医学の限界なのだと気づきました。画像診断で特定できるのは全体の腰痛の15%でそれ以外は原因不明で片づけられてしまい、ほとんどが重要視されずにそのまま痛みに苦しんでいるという事が今の医療の現状なのです。

先程の説明で「痛みや症状の全体の約8割が幹部から離れた場所に原因があると言っても過言ではない」というお話をしましたがまさにこの左側の円グラフがそれを示しています。15%が画像診断で特定できる疾患で残りの85%が原因不明の症状であると厚生労働省が説明しています。

これはすなわちどういうことかというと約8割が筋肉・筋膜が原因で痛みや症状が出ているということになります。ほとんどの腰痛は画像所見上、原因不明と言われています。

なぜ、これだけ医療が発展してきているのにもかかわらず8割以上の腰痛の原因がわからないのかというと2点あります。

1つ目は西洋医学では痛い場所(患部)を細かく見ていくという事に関して得意な分野だからです。筋膜は全身つながっているがゆえに全身に影響が出たりします。もし患部に原因がなかったとしたらわかりません。

2つ目は筋肉・筋膜が原因だった場合レントゲンにはまず映りません。MRIでしたら筋肉・筋膜は映りますが痛みと関与しているかどうかを画像で判断するのは非常に難しいと思われます。それゆえにレントゲンやMRIなどの画像所見で腰痛の原因を特定しようとしても原因はわからないのです。

しかし原因不明とされている腰痛の8割はこの検査を用いれば原因がわかります。

整形外科などで以下の診断を受けた方でも自分の症状が改善するのかどうかをすぐに鑑別できます。自分の症状とは上手く付き合っていくしかないと思っていた方も”あきらめないで下さい”まずは試しに以下に紹介する2つの場所を押してみて下さい

【首の痛み】
頚椎症・頚椎ヘルニア

頚椎症とは?
→加齢的変化として首の骨・軟骨が変形してしまうことでおきます。それにより周囲に痛みを出すといわれています。多くは中高年以降に好発します。首と首の間の軟骨がつぶれていき間隔が狭くなっていき骨が変形し首から肩のあたりに痛みが出たり、腕がしびれたりすることがあります。

頚椎ヘルニアとは?
→首の骨は全部で7つあります。その骨が上下に積み木のように7つ並んでいます。その骨と骨の間に軟骨(椎間板)があります。その軟骨がつぶされ後ろに飛び出て神経を圧迫すると症状が出ます。自覚症状としては首から背中にかけての痛みやしびれ。片側の腕にかけて痛みやしびれや感覚が鈍るなどがあります。

・いわゆる肩がこるとこの場所がつらくなると思います。この左の写真の場所をつまんでみて下さい

・つまんだ際に自分の首の痛みが減ったり軽くなるのであればこの場所が首の痛みの原因になっている可能性が高いです

・鎖骨の上、中心から指2本分外側の部分を押す。この場所は急所ですのであまり長くは押さないようにして下さい。手がしびれたりめまいがする可能性がありますの注意して下さい

・押した際に首が軽くなるのであればこの場所が首の痛みの原因になっている可能性が高いです

【肩の痛み】
五十肩

五十肩とは?
→正式名称は「肩関節周囲炎」です。50代に多くみられるため、五十肩と呼ばれるようになりました。だいたい1年くらいで治るとされていますがあくまでも平均なだけで2年、3年かかる人もいれば数週間で治ってしまう方もいます。特に原因がわかっておらずいきなり、もしくは徐々に痛みが出現していき肩が上げられなくなり特に髪を結わく動作やエプロンを結ぶ動作での肩の痛みや制限が出ることが多いです。

・写真の場所(手をパーにした時の親指と人差し指の間でいわゆるみずかきの部分)を押す

・押したままの状態で肩を動かした際に痛みが減ったり軽くなるのであればこの場所が原因になっている可能性が高い

・写真の場所(手をパーにした時の親指と人差し指の間でいわゆるみずかきの部分)を押す

・押したままの状態で肩を動かした際に痛みが減ったり軽くなるのであればこの場所が原因になっている可能性が高い

【腰の痛み】
腰椎椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
坐骨神経痛

腰椎椎間板ヘルニアとは?
→腰の骨と骨の間にある軟骨(椎間板)がつぶされその軟骨が後ろに飛び出て神経を圧迫することで症状が出ます。多くはぎっくり腰で腰に痛みが出てその後、片側の足に痛みやしびれが出てきます。元々、腰痛をもっていて繰り返し腰痛を発症しているところに急に激しい痛みが生じ足に痛みが出現するというケースもしくは、同じ姿勢を長時間続けなくてはいけない職業(デスクワースや逆にずっと立っている仕事や前かがみの時間が長いなど)にて徐々に痛みが増悪して発症するケースがある。あまりの痛みに歩くのも困難になったり、痛みのせいでまっすぐ立てないなどの症状がある。

脊柱管狭窄症とは?
→脊柱管という神経を通すためのトンネルが背骨の後ろ側にあります。そのトンネルが狭くなり神経を圧迫して腰痛や足にしびれが出ます。特徴的なのが「間欠性(かんけつせい)跛行(はこう)」といって歩くと症状が出現し途中で歩けなくなり1度休みます(前かがみになったり、しゃがみ込む)。すると、症状が改善してまた歩き出すことができます。また好発年齢は50代・60代・70代以降の高齢の方に多い。

坐骨神経痛とは?
→腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることであらわれる、痛みやしびれなどの症状のことを指します。多くの場合、腰痛に引き続いて発症し、次にお尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれるような痛みがあらわれます。原因としてあげられるのが「腰椎椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」や「梨状筋症候群」などにより坐骨神経を圧迫してしまい症状が出現します。

・おへその指3本分外側をお腹の中心に向かって押す

・押しながら自分の腰痛が出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るのであればこの場所が痛みの原因になっている可能性が高いです

・ウエストのラインから腰骨に沿ってなぞっていき後ろ側に進み、はじめに当たる出っぱった骨があります。その出っぱったグリっとした骨の指1本分外側から矢印の方向に押す

・押しながら自分の腰痛が出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るのであればこの場所が痛みの原因になっている可能性が高いです

・ウエストのくびれの辺りを触ってもらうと固い骨が触れると思います。その骨をなぞって体の後ろ側に向かっていきます。そして写真のあたりまで進んでいき上の方に手をずらすとすぐ肋骨があります。その肋骨となぞってきた骨とのすき間を矢印の方向に押します。(肋骨を押さないよう注意)

・押しながら自分の腰痛が出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るもしくは軽くなるのであればそこが原因になっている可能性が高いです.

【股関節の痛み】
変形性股関節症

変形性股関節症とは?
→股関節にある軟骨がすり減り関節のすき間が狭くなっていき関節炎を引き起こし、関節が変形して壊れていく病気です。日本人の変形性股関節症のほとんどが「臼蓋形成不全」が原因で発症するといわれています。股関節には臼蓋という受け皿のような部分があり、大腿骨の先端の骨頭が臼蓋に納まるように構成されています。この臼蓋の形状が小さすぎるなど不完全なため、股関節に痛みを生じるのが「臼蓋形成不全」です。

・写真の場所(いわゆる内もも)を押す

・押しながら股関節の痛みが出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るのであればこの場所が痛みの原因になっている可能性が高いです

・写真の場所(先程とは反対の外側のもも)を押す

・押しながら股関節の痛みが出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るのであればこの場所が痛みの原因になっている可能性が高いです

【膝の痛み】
変形性膝関節症

変形性膝関節症とは?
→関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などによりすり減って、痛みが生じる病気です。軟骨がすり減った分、膝関節の骨と骨のすき間が狭くなって骨同士がぶつかりトゲのような突起物ができたり、骨が変形したりします。変形性膝関節症は時間をかけて進行し、徐々に症状が重くなっていきます。一度すり減った軟骨は元には戻らないので、できるだけ早めに治療を始めましょう。

・写真の場所(すねの骨の内側)を押す

・押しながら膝の痛みが出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るのであればこの場所が痛みの原因になっている可能性が高いです

・写真の場所(膝の外側を下になぞって進むと固い骨にぶつかります。そこからさらに指2本分下の部分)を押す

・押しながら膝の痛みが出る姿勢だったり動作をとってみて痛みが減るのであればこの場所が痛みの原因になっている可能性が高いです

いかがでしょうか?各症状別でよく痛みの原因になっている場所を2つずつ紹介しました。この場所が原因になってない場合は何も変化はないと思います。その場合はもっと他の場所を探さないといけません。もしくは痛みが出ている場所自体の状態がよくないなどが考えられます。ただ、もしこの2つの場所を押してみて変化を感じられた場合はそこの場所が痛みの原因になっている可能性がかなり高いです。その場合はその反応があった場所を実際に緩めていけば症状が改善していきます。